量産金型事例

ネジ抜き量産型

ツインモーター搭載でスライドコアピンネジと通常ネジの複数ネジを自動抜き ピンゲート2個取り4方向スライド

ピンゲート2個取りの金型に、スライドコアピンネジを縦置きギヤードモータで自動抜き、可動側ネジは定位置停止が必要なため、横置きギヤードパルスモーターで自動抜き、1台の金型に通常モーターと、パルスモーターのツインモーター搭載の高難度金型を製作しました。

動画で、天地スライドに組み込んだ歯車の回転をご覧下さい。

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従来は2個取りの他社製金型で、スライドにアンダーカットのネジ抜きが必要な金型となるためか?簡易型方式の置き駒で造られていました。可動側は定位置停止ネジでしたが、製作コストの関係からかこちらも置きゴマ方式で創られていました。

よって、成形担当者が毎回手作業で定位置停止が必要なネジコアピンの可動側金型への部品挿入と、スライド用ネジコアピンの天地スライドへの部品挿入をが行い、金型を破損する危険の有る誤った部品挿入の無い事をしっかりと確認してから成形をスタートし、成形完了時のエジェクタ動作で製品取り出し後に毎回作業者が2ヶ所のサイドゲートのゲートカットと、4本の置きゴマネジコアピンの手作業による回転引き抜きを行っていたため、作業者にも嫌われる3K作業でした。

又、ワンショット3分もの低い生産性と、老朽化によって発生するバリを抑えるため低圧成形をせざるを得ないのが原因の寸法不良など、金型としては末期寿命を迎えていました。

更新型製作に当たり検討した項目は、製品形状から総割形状で3方スライドで、2個取りのため金型全体で見れば4方向スライドとなり、PLラインにはランナーは走れないので、ピンゲート方式の採用する、成形材料は、スーパーエンプラに属する66ナイロンG30%が指定されているため、ガラス繊維による樹脂の流れ摩耗対策で、金型材質はSKD11の硬度HRC58以上の焼入れ金型を仕様としました。

可動側は定位置停止ネジのためギヤードパルスモーターを採用し横置き配備でチェーン駆動です、定位置停止制御は専用コントローラーで、ネジの引き抜きに必要な回転数に到達後ネジの原点を低速回転で検出し停止します。

スライド側は可動側の天側に縦置き配置のギヤードモーターでウォームとウォームホィールでスライドネジコアピンを駆動しています。

ピンゲート2方スライドネジ抜き  2個取り

他社製金型の老朽化による更新金型です。

成形材料は、スーパーエンプラに属する66ナイロンG30%が指定されているため、ガラス繊維による樹脂の流れ摩耗対策用で、金型材質はSKD11の硬度HRC58以上の焼入れ金型としました。

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製品部形状駒の上下に2set千鳥設置したのがテーパーピンでタマチの金型にはこのテーパーピン若しくは、4setのテーパーガイドが長時間の精度確保目的で必ず装備され、丸ピン突き出しにはエジェクタガイドも必ず装備するため、常に正確な位置決めと、常に滑らかな動作が保証されています。

サブマリンゲートネジ抜き 多数個取り

成形材料は汎用樹脂のポリプロピレン樹脂ですが大量生産品のため、樹脂から発生するガス腐食にも強い、焼入れ用ステンレス鋼のSUS420J2のHPM38を採用し、硬度HRC52の焼入れ金型です。

 

ホットランナー金型

ホットランナー2方スライド  8個取り

PP樹脂ですが100万ショット以上の耐久性を要求されているため、樹脂から発生するガス腐食にも強い、焼入れ用ステンレス鋼のSUS420J2のHPM38を採用し、硬度HRC52の焼入れ金型です。

右が固定側で、水管チューブの下に見えるのが金型へ組み込んだホットランナーとコントローラーとの接続コネクタです。

特徴
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    1. 写真右のモールドベース固定側中央のポケット外側の総割スライド用ロッキングブロックは、高圧の射出圧力に余裕をもって耐えられる構造となっています。
    2. パーティングラインへ千鳥設置した4個setのテーパーブロックが成形機で型締めした時の最終ガイドとなるため高精度を長期間保持します。
    3. 成形品は小さい円形パーツですが、8個取りのためスライド本体はかなり細長い形状となっていますが、アンギュラピンで動作摺動するガイド部とは別体構造でセンターレールと同じような構造のため動きはスムーズです。
    4. 固定側キャビティブッシュの凸部分と、ストリッパーブッシュの凸部分には左右のスライドが抱きつく構造のため、固定側キャビティと割スライドの位置精度、可動側ストリッパーブッシュと割スライドの位置精度の何れも高精度に長期間保持します。